鹿島、ACLグループステージ突破! 上海戦、前半2失点も“5分間2発”で執念の同点劇

1ゴール1アシストの鹿島アントラーズFW鈴木優磨【写真:Getty Images】
1ゴール1アシストの鹿島アントラーズFW鈴木優磨【写真:Getty Images】

前半は犬飼がPK献上などで2失点、P・ジュニオールが負傷交代と劣勢も…

 鹿島アントラーズは3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節の敵地・上海申花戦の前半に2失点も後半に盛り返して2-2ドローで終えた。鹿島は勝ち点を9に伸ばし、1試合を残してグループ突破&決勝トーナメント進出を決めた。

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 鹿島は4試合を終えて勝ち点8の首位に立ち、このゲームで引き分け以上ならグループステージ突破が決まる状況で迎えた。一方の上海は勝ち点3にとどまり、引き分け以下なら敗退決定の可能性がある一戦。鹿島はFW鈴木優磨とFWペドロ・ジュニオールの2トップでスタート。ダブルボランチはMFレオ・シルバとMF小笠原満男が組んだ。

 両ゴール前のシーンが多いスリリングな試合で、鹿島は先制点を与えてしまった。前半13分、ペナルティーエリア内でボールを受けようとした元ナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンスをDF犬飼智也が倒してPKを献上。キッカーの相手MFジョバンニ・モレノがゴール左を狙ったシュートは、GK曽ヶ端準がわずかに触ったもののそのままゴールへ吸い込まれた。

 上海はさらなる攻撃を仕掛けたがアクシデントが起こった。同17分、マルティンスが左前方に走りながら右前方へシュートを放つプレーをした際に、軸足の右足が流れて負傷。イタリアの名門インテルなどでプレーした経験を持ち鹿島に脅威を与えていたスピードスターだが、右膝を押さえて担架で運び出される負傷交代となってしまった。

 それでも上海は同28分、そのマルティンスと交代で入ったFWマオ・ジエンチンが左コーナーキックをニアサイドに入ってヘディングで合わせ、ファーサイドに流し込むシュートを決めて2-0とした。

 鹿島はゴール前に迫る場面も作った前半だったが、同35分にはジュニオールが中盤でボールを受けた際に接触のないところで背中を押さえて倒れた。一度はピッチに戻ったものの、数分後にはベンチに交代を要求するアクシデント。ここで鹿島は今季ACL2試合出場3得点のFW金崎夢生を投入したが、2点ビハインドのまま後半へ突入した。

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