鹿島、ACL上海戦は前半2失点 犬飼がPK献上、P・ジュニオールが負傷交代と劣勢
モレノにPKを決められ、前半28分には追加点を奪われる苦しい展開
鹿島アントラーズは3日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第5節で上海申花と対戦。敵地で0-2のビハインドで前半を終えた。
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鹿島は4試合を終えて勝ち点8の首位に立ち、引き分け以上なら突破が決まる状況で上海申花戦を迎えた。一方の上海は勝ち点3にとどまり、引き分け以下なら敗退決定の可能性がある。鹿島はFW鈴木優磨とFWペドロ・ジュニオールの2トップ、ダブルボランチはMFレオ・シルバとMF小笠原満男が組んだ。
両ゴール前のシーンが多いスリリングな試合で、鹿島は先制点を与えてしまった。前半13分、ペナルティーエリア内でボールを受けようとした元ナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンスをDF犬飼智也が倒してしまいPKを献上。キッカーの相手MFジョバンニ・モレノがゴール左を狙ったシュートは、GK曽ヶ端準がわずかに触ったもののそのままゴールへ吸い込まれた。
上海はさらなる攻撃を仕掛けたがアクシデントが起こった。同17分、マルティンスが左前方に走りながら右前方へシュートを放つプレーをした際に、軸足の右足が流れて負傷。イタリアの名門インテルなどでプレーした経験を持ち鹿島に脅威を与えていたスピードスターだが、右膝を押さえて担架で運び出される負傷交代となってしまった。
それでも上海は同28分、そのマルティンスと交代で入ったFWマオ・ジエンチンが左コーナーキックをニアサイドに入ってヘディングで合わせ、ファーサイドに流し込むシュートで2-0とした。
鹿島はゴール前に迫る場面も作ったが、前半35分にはP・ジュニオールが中盤でボールを受けた際に接触のないところで背中を押さえて倒れた。一度はピッチに戻ったものの、数分後にはベンチに交代を要求するアクシデント。鹿島は前半で今季ACL2試合出場3得点のFW金崎夢生を投入した。2点ビハインドでのハーフタイム突入になった鹿島は、中国の地で後半に逆襲を見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)