バイエルン、司令塔ハメスを買い取りへ 54億円の完全移籍オプション行使の方針
移籍1年目で5得点11アシストを記録 ハインケス新監督の信頼もがっちり掴む
コロンビア代表の10番を背負うMFハメス・ロドリゲスは昨夏、レアル・マドリードからバイエルンに期限付き移籍した。その決断が功を奏して新天地でレギュラーを掴んでいるが、バイエルンが来季に向けて約54億円の買い取りオプションを行使する方向でいるという。スペイン紙「マルカ」が報じた。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
ハメスは4年前のブラジル・ワールドカップ(W杯)での鮮烈な活躍からレアルに移籍。1年目こそカルロ・アンチェロッティ監督(当時)から重用されたものの、ラファエル・ベニテス、ジネディーヌ・ジダン監督体制ではサブ扱いと苦しんだ。2017年7月に出番を求めてバイエルンへと新天地を求めた。
マドリードでは度重なる素行不良の報道などでバッシングを受けたが、ブンデス絶対王者では恩師アンチェロッティ監督が解任されても、ユップ・ハインケス監督からの信頼を得てトップ下でプレー。ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキらとの攻撃力は抜群で、5得点11アシストとまさに水を得た魚のようなプレーぶりを見せている。
充実の時を過ごすハメスに、バイエルンも応えようとしている。すでに期限付き移籍で1300万ユーロ(約17億円)をレアル側に支払っているが、完全移籍の買い取りオプションで4200万ユーロ(約55億円)を支払う方向で固まっているようだ。
ハメス自身もドイツ語を習得しつつあるなど、ブンデスでのプレー継続に前向きで、バイエルンとは相思相愛である。またレアル側としても余剰人員だったハメスで大きな売却益が出たことを考えると、“三方よし”となったと言ってよさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1