リーグ開幕5戦未勝利の浦和、堀監督と契約解除 大槻育成ダイレクターが暫定指揮へ
磐田戦翌日に発表 「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく…」
J1浦和レッズは2日、堀孝史監督との契約を解除したことを発表した。後任は育成ダイレクターの大槻毅氏が暫定的に指揮を執る。
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堀監督は昨年7月にミハイロ・ペトロヴィッチ監督の契約解除を受けてコーチから昇格。チームをAFCチャンピオンズリーグ優勝に導いた。しかし、今季は開幕からリーグ5試合で未勝利。ルヴァンカップの名古屋グランパス戦(4-1)で勝利した1勝にとどまり、公式戦7試合で1勝2分4敗だった。
現役時代に浦和でプレーし、浦和ユース監督時代には日本代表FW原口元気(現デュッセルドルフ)らを指導した堀監督は、クラブを通じて退任にあたっての言葉を残した。
「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく思っています。新しい体制になって、自分たちのいるべきところに戻り、クラブが前に進んでいけるようになってほしいと願っています。
トップチームに関わってから約7年間、ファン・サポーターのみなさんをはじめ、選手やクラブスタッフのみなさんに支えていただきながら、一緒に戦ってきたので、感謝しかありません。僕自身は選手としても在籍していましたし、育成のコーチングスタッフとしても関わらせていただいたので、本当にありがたかったと考えています。
本当に良い選手たちがいるので、もう一度、新しい監督のもとで、それぞれの力を出してもらって、目標にしっかり進んでいってほしいと思います。ありがとうございました」
また、クラブは天野賢一ヘッドコーチとも契約解除を決定。そして、大槻ダイレクターの監督就任には「暫定的にトップチームの指揮を執る」として、上野優作ユースコーチがトップチームコーチに就任することも発表した。
悩める浦和は、正式な指揮官を探していることが明らかになっている。果たして、この苦境を乗り越えて復活を果たせるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)