「メッシの有無でチームは異なる」 バルサ監督が殊勲弾のエース称賛
セビージャ戦で起死回生の同点ゴール、バルベルデ監督が称える
バルセロナは現地時間3月31日に行われたリーガ・エスパニョーラ第30節のセビージャ戦で、0-2の状況から終盤2分間で同点に追いつき2-2のドローで終えた。この試合で終了間際に劇的な同点ゴールを決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対して、エルネスト・バルベルデ監督は試合後、「メッシの有無でチームは異なる」と称賛の言葉を送っている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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この日、セビージャに2点を先行されるなど厳しい試合を強いられていたバルセロナのバルベルデ監督は、後半15分にフランス人FWウスマン・デンベレに代えて怪我の状態が心配されていたメッシを投入。同43分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスが1点を返すと、迎えた同44分だった。左サイドを抜けたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョがマイナスにグラウンダーのクロスを送ると、これをメッシが左足で合わせ、シュートはゴール左に決まった。この同点弾により、土壇場で追いつくことに成功したバルセロナは勝ち点1を手にした。
バルベルデ監督は試合後、「前半はかなり拮抗していた。我々はCKからいくつかのミスを犯したが、チャンスは作っていたと思う」と冷静に試合を振り返りながら、「事実として彼らが早い時間帯に2点目を取ったことは、私たちに大きな影響を与えた」と、同点に追いつける時間があったことでチームとして盛り返すことができたと語っている。
また殊勲の同点弾を決めたエースについては、「メッシが怪我をしていることは事実だが、彼がプレーする時間のことは考えていた」と、メッシの起用がゲームプランに組み込まれていたことを明かしつつ、「彼はいつでもボールを触るたびに決定的な仕事をするし、彼の有無でチームは異なる」と改めてメッシを称賛している。
メッシの活躍もあってセビージャ戦を引き分けたバルセロナは、リーグ戦での無敗記録を37試合に伸ばした。今季のリーガは残り8試合、無敗優勝の偉業達成も見えてきている。
(FOOTBALL ZONE編集部)