デ・ヘアのRマドリード移籍は止められない? ファン・ハール監督「難しい状況」

 

注目されるデ・ヘアの去就

 

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督がスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの契約延長について困難であるとの見解を示し、レアル・マドリードへの移籍に近づいていることを明らかにした。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 17日のアーセナル戦で1-1に終わった後、指揮官は今季、数々のスーパーセーブで救ってきた守護神についてレアル移籍が止められない状況であることを明らかにした。

「彼はスペイン人でスペイン代表。そして、スペインのクラブが獲得に来ている。彼のガールフレンドもスペイン人。両親も毎週か隔週でやってきている。難しい状況だ」

 今季無冠に終わることが濃厚なレアルは、批判を集めているスペイン代表GKイケル・カシジャスの後継者としてデ・ヘアの獲得に乗り出していると以前から報じられていた。ファン・ハール監督は守護神流出に危機感をにじませる一方、簡単に放出しない覚悟も示している。

「すべての移籍にはプロセスが存在する。ダビド・デ・ヘアに関してもプロセスが存在する。ダビド・デ・ヘアは簡単には移籍できない。なぜなら、我々はビッグクラブで、彼も参加することを求めているからだ」

 オランダ人指揮官はそう語っている。

 デ・ヘアはアーセナル戦の後半29分に故障でGKビクトル・バルデスと交代。残留を求める横断幕もスタンドに登場し、ピッチを去る際にはサポーターから大きな拍手を受けたが、ファンの願いは叶わないかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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