“ローマの王子”トッティ、偉大な足跡を辿る記念動画にファン感涙 「真のレジェンド」
昨季限りで現役引退の英雄 ローマ公式がデビュー25周年記念の動画を配信
移籍市場が開くたびに多くの選手が新天地を求め、天文学的なマネーが動く近年の欧州サッカー界では、1クラブでキャリアを全うする選手は稀少な存在となっている。「バンディエラ」(旗頭)と呼ばれるそんな選手たちのなかで、まさに象徴と言える存在として現役引退後の今も絶大な人気を誇っているのが、ユース時代の1989年から2017年までASローマに在籍した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティだろう。
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“永遠の王子”トッティは昨季限りでユニフォームを脱ぎ、ローマのフロント入りを果たした。愛するクラブのため日々奮闘するが、ローマ公式ツイッターの英語版はそんな生ける伝説のメモリアルな1日に合わせてスペシャル動画を公開。現時点で80万再生を超える反響を呼んでおり、完成度の高いその映像に多くのファンが再び感動の涙を流しているようだ。
現地時間28日に、「25年前の今日、ローマの未来の王がデビューし、フットボール史上最高の物語の1ページ目が書かれました」とのコメントが添えられて投稿されたのは、感傷的なピアノの旋律とともに英雄トッティの輝かしいキャリアを振り返る動画だった。1993年3月28日のブレシア戦で、弱冠16歳にしてトップチームデビューを果たしたトッティは、その後25シーズンという長きにわたってローマで活躍。セリエA通算619試合250得点は、もちろんクラブの歴代最多記録で、セリエA史上でも得点数は歴代2位、出場数は歴代3位という、まさに歴史に残る伝説的なプレーヤーとなった。
1997-98シーズンから背番号10をつけ、長きにわたりキャプテンとしてチームを牽引。そして日本人ファンにとって印象深いのは、元日本代表MF中田英寿が在籍した2000年からの1年半だろう。日本が誇る司令塔の最大のライバルとして君臨し続けたトッティは、00-01シーズンに13ゴールを奪いチームを18年ぶりのスクデット(リーグ優勝)に導いた。