「僕は理解した」 アルゼンチン代表FWメッシ、後輩ディバラとの“共存困難”を否定
同じ役割であることを認めるも、問題はクリアになっていると主張
6月に開催されるロシア・ワールドカップ(W杯)を前に、各国は3月の国際Aマッチウィークで最後の準備を行った。アルゼンチンは23日にイタリア(2-0)、27日にスペイン(1-6)と親善試合を行い、2連戦を1勝1敗でフィニッシュ。FWリオネル・メッシ(バルセロナ)は欠場したが、同国代表のFWパウロ・ディバラ(ユベントス)との共存が困難であるという世論を否定している。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じた。
アルゼンチンは現地時間23日のイタリア戦に2-0で勝利。続く27日のスペイン戦を含め、メッシは長いリーグ戦による疲労から右足ハムストリングと内転筋の痛みの影響でスタンドから試合を見届けた。そんなエースは、スペイン戦の前日記者会見でディバラとの関係について語った。
「僕はパウロ(ディバラ)と話をした。彼が言っていたこと(メッシとプレーすることが難しい)は真実だ。というのも、彼はユベントスで僕がバルセロナで行うような役割をしていて、僕たちはピッチで同じスペースを見つけ出そうとしている。僕らは右からのプレーを得意にしているけど、一緒にプレーすれば彼は左サイドでプレーすると思うし、そこに慣れているわけではないので、とても難しいと思う」
ディバラは2015年のロシアW杯南米予選(パラグアイ戦)で代表デビューし、約2年半で12試合に出場。しかし、まだ代表シーンでは得点がなく、今回の3月シリーズでも落選。過去にメッシと一緒にプレーした試合でも違いを作れず、国内外では共存は難しいのではという見解が広がっていた。
メッシは今後について「僕はパウロを理解したし、明確にするものはもう何もない」と言及。ユベントスの10番であり、アルゼンチン代表の未来を担う存在であるディバラは、ロシアW杯のメンバーに選ばれ、メッシとの共演を果たすことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)