UEFAがCL&ELのルール改正 「登録人数」拡大、「カップタイド」廃止で変化
CL&EL再開を前に、決勝の交代人数が4人に拡大 移籍後の大会参加も可能に…
国際Aマッチウィークも終わり、4月3日と4日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、同5日にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝第1戦が組まれている。3月27日、UEFAは来季から新ルールを導入することを発表。両大会の決勝戦には登録人数が23人に拡大され、大会中に移籍して出場資格を失う「カップタイド」が廃止されるなど変更があった。
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現行ルールからの大きな変更点は3つ。一つ目はCLとELの決勝戦、そして両大会の王者同士が激突するUEFAスーパーカップにおいて、ベンチに12選手を入れられるようになったこと。これにより、18人から23人に登録選手が増えた。
二つ目は、ノックアウトステージ以降で延長戦に突入した場合、4枚目の途中交代が可能となったこと。これはFIFAロシア・ワールドカップ(W杯)でも導入される新ルールで、選手の疲労を考慮した取り組みとなっている。
そして、最も大きな意味を持つのが3つ目だ。CLとELで決勝トーナメントに進出したクラブは、グループステージ終了後に3名まで登録選手の変更が可能だが、これに関して新たに「冬の移籍市場で獲得した選手に制限を課さない」ことが決まったのだ。
これまでは「カップタイド」と呼ばれる“大会中にクラブを移籍した選手は違うチームでの出場資格を失う”という制限があったのだが、このルールが排除されたことで、例えば今冬にドルトムントからアーセナルに移籍を果たし、出場資格を失っていたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンも出場できることになる。
新ルール導入は冬の移籍市場で獲得した選手がそのまま使えることを意味しており、ビッグクラブなどはグループステージで散った有力選手を獲得し、決勝トーナメントで起用するという形が出てくるだろう。この変更により、冬の移籍市場がさらに活発になることは間違いなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)