「規律を守るとはいえ…」 ハリル監督が「なかなか変わらない」日本代表に苦悩
1分1敗のベルギー遠征を総括 「W杯で結果を残したいなら改善が必要だ」
日本代表は27日の国際親善試合ウクライナ戦で1-2と敗れた。23日の同マリ戦(1-1)に続いて白星を逃し、3月のベルギー遠征を1分1敗で終えている。バヒド・ハリルホジッチ監督は指揮を執る日本代表チームについて「規律を守るとはいえ、変えにくい部分がある」と語り、チーム作りにおける苦悩を吐露した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
6月のロシア・ワールドカップ(W杯)で対戦する2カ国を想定したベルギー遠征では、攻守両面の課題が噴出。“仮想セネガル”のマリ戦は1-1ドロー、“仮想ポーランド”のウクライナ戦は1-2で敗れ、ハリル監督は「W杯で結果を残したいなら改善が必要だ」と総括している。
ハリル監督は2014年ブラジルW杯でアルジェリアを率いて、同国史上初のベスト16に導いた。そのアルジェリアと日本を比較した指揮官は、「同じような時期に、それぞれクラブのレギュラーで出ていない選手がいたので、少し似たようなところはある」と両国代表の類似点を口にしつつも、「ただ、アルジェリアには個人で違いを見せられる選手がいたが、日本の場合はそれがあまりない」と、違いを作れる存在の有無に触れている。
もっとも日本のほうがアルジェリアよりも優れた面があると指摘。それは“規律”だ。日本人が重んじる面をハリル監督も評価しているが、その一方で指揮官の思惑通りにチーム作りが進んでいないと悩みを打ち明けている。
page1 page2