「二人ちぎってチャンス」の衝撃 日本代表FW宇佐美も感銘、“個の重要性”を再認識

ウクライナ戦に途中出場も不発 コノプリャンカが見せたドリブル突破に感銘
9カ月ぶりに日本代表復帰を果たしたFW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)は、3月のベルギー遠征で2試合とも出場したが結果を残せずに終わった。27日の国際親善試合ウクライナ戦(1-2)では後半42分から出場したなか、「二人をちぎってチャンス」を作り出した相手のプレーに衝撃を受けたと明かしている。
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23日の国際親善試合マリ戦(1-1)で先発出場の宇佐美は、左ウイングとして後半15分までプレー。続く同ウクライナ戦でも同じポジションで途中出場したが不発に終わった。バヒド・ハリルホジッチ監督に対して十分なアピールができたとは言い難いが、「ゼロの状態からここに来れた。少し可能性を広げることができた」と代表復帰を前向きに捉えている。
ウクライナ戦では後半42分までベンチで戦況を見守っていたが、25歳の日本人アタッカーを唸らせるプレーがあったようだ。「(日本の)2失点目は完全に左サイドのシャルケの選手が二人をちぎって(引き離して)チャンスを作っている」と振り返った。そのシーンとは後半24分のものだ。
ウクライナの10番MFイェウヘン・コノプリャンカ(シャルケ)が左のライン際でボールを持つと、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)をドリブルでかわしてエリア内へ侵入。カバーリングに入ったMF山口蛍(セレッソ大阪)のスライディングタックルもあと一歩及ばず、二人抜きの圧巻ドリブルからラストパスを供給され、最後はDFオレクサンドル・カラバエフ(ゾリャ・ルハンシク)に決勝弾を決められた。