ハリル監督の“ないものねだり”に欧州メディア注目 「メッシかロナウドがいないことを後悔」
ウクライナに1-2敗戦後、決定力の低さを嘆いた発言が話題に
日本代表は27日にベルギーのリエージュでウクライナと国際親善試合を行い、1-2で敗戦。1-1の引き分けに終わった23日のマリ戦に続き、欧州遠征は1分1敗という結果に終わった。欧州メディアは、バヒド・ハリルホジッチ監督が試合後に炸裂させた“ないものねだり”の嘆き節に注目している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
アジアのレベルを痛感するしかなかった。ロシア・ワールドカップ(W杯)出場権を手にしていないマリとウクライナ相手の2連戦。特にマリは若手中心のメンバーだったが、「仮想セネガル」、「仮想ポーランド」という本大会グループリーグを見据えた2カ国を相手に、日本は劣勢に立たされた。
「日本、ハリルホジッチはメッシかロナウドがいないことを後悔する」と報じたのは、衛星放送「ユーロスポーツ」フランス版だった。
ウクライナ戦後の記者会見で、ハリルホジッチ監督は「最後の5分間で2、3回の本当に良い決定機があったが、そこで決めないといけない。しかし得点を取るというのは、どのチームにも重要なテーマだ。メッシやロナウドのような違いを見せられる選手がいるわけではない。得点力というところで目立った活躍をできる選手を探しているが、そのトライをしなかったとは言えないと思う」と語った。
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドという世界最高の名手を引き合いに、指揮官は日本代表の個の力の限界を嘆いたが、“ないものねだり”に似たハリル節に同メディアは注目。「ハリルホジッチ監督はフィニッシュの部分のチームの問題を悔やむ」とレポートされた。
プレーでは話題を提供できなかったハリルジャパンだが、試合後の監督の発言が欧州メディアから注目を集める格好となった。