「贅沢なことはできない」 ハリル監督、選手との意識に溝 ボール支配or前への動き?
「攻撃を仕掛け続けることを期待するかもしれないが…」
ハリルホジッチ監督もまた、欧州のスタンダードで選手を評価している節がある。だからこそ、ポジションごとに「監督が求める良いプレー」と、「選手たちが感じる良いプレー」の間には溝が見え隠れしている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
そして、その根底にあるのは指揮官が日本代表の、あるいは日本人選手たちの力量をW杯での対戦相手と比較した時にどう捉えているのかがあるのではないだろうか。
「応援している方々は、日本代表にボールを持って攻撃を仕掛け続けることを期待するかもしれないが、そのような贅沢なことはできないと思っている」
ハリルホジッチ監督は「W杯を考えればまだ十分ではないと認識している。本日の姿を批判されても、それを受け入れながら向上しなければいけない。W杯で結果を残したいなら、改善が必要だ」と話した。
その改善の方向性で、指揮官と選手たちは一致団結して同じ方向に進めるのか。今回の3月シリーズは、チームの根幹に大きな不安を残す結果となってしまった。