ハリルJ、“仮想ポーランド”のウクライナに1-2敗戦 欧州遠征1分1敗、W杯へ課題噴出

本田、柴崎らスタメン起用も不発に終わる

 後半に入るとバヒド・ハリルホジッチ監督は11分、直前のプレーで相手と接触してピッチに倒れ込んだFW杉本健勇に代えてFW小林悠を投入した。同14分には原口がペナルティーエリア内で相手をかわしたところで倒されホイッスルが鳴り、PKかと思われたがシミュレーションの判定で、原口にはイエローカードが提示された。

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 一進一退の中で迎えた同24分、ウクライナは左サイドからMFコノプリャンカが縦に突破。マイナスに戻したボールをMFカラバエフがフリーで受け、右足で日本ゴールを打ち抜いて勝ち越しの1点を決めた。

 ハリル監督の切り札は、23日のマリ戦で代表デビューと初ゴールのFW中島翔哉とアシストのMF三竿健斗だった。中島は同34分に柴崎との交代でピッチに送り込まれ、小林の近くで衛星的にプレーするFWの位置に、2分後に投入の三竿はMF長谷部誠のいたボランチに入った。

 ラスト10分で前から果敢に追っていく姿勢を見せたハリルジャパンだったが、ウクライナの最終ラインを崩し切るには至らず。このまま試合は終了し1-2で敗れた。今回の欧州遠征では“仮想セネガル”のマリ(1-1)、“仮想ポーランド”のウクライナとの連戦を組んだ日本だったが、1分1敗と課題が噴出する結果になってしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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