「監督を非難することはない。でも…」 日本代表DF昌子が語るハリルJの現状

急ピッチで進む攻守両面での意見のすり合わせ

 まず昌子が言及したのは攻撃面についてだ。マリ戦で指揮官から「蹴れ」という指示があったと明かしている。MF山口蛍(セレッソ大阪)も「翔哉のサイドに蹴れと言っていた」と語っており、後半途中から前線へのフィードが要求されていたという。

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「みんなで監督はああ言っているけど、こっちでボールをつなごうと言っても、誰かが蹴ってしまえば終わってしまう」

 仮に監督の指示に反する形でパスをつないでも、一人の選手が前方にボールを蹴ってしまえば上手くいかないというのが昌子の意見だ。それと同様に、守備面でも難しさを感じているという。

「ブロックを引こうと言っても、誰か一人、あの時(マリ戦)はサコくん(大迫勇也)が行っちゃえば間延びしてしまう。それだったら、俺ら(後ろ)も行くという判断をしないといけない」

 ロシア・ワールドカップ初戦のコロンビア戦を迎える6月19日まで、残り3カ月を切っている。現状の日本代表は、今まさにそうした意見のすり合わせを急ピッチで行っている真っ最中のようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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