“予測不能”なロシアW杯公式試合球にGKから不満噴出 「奇妙」「止めることは不可能」
スペイン代表とドイツ代表のGK陣が苦言 「大きな改善の余地がある」
6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて各国が準備を進めるなか、今大会ではビデオ・アシスタントレフェリー制度(VAR)など、新たなテクノロジーの導入も行われる予定だ。そんなW杯に向けて、アディダスの公式試合球もリニューアルされたが、スペインとドイツのGK陣が新たな公式試合球に苦言を呈している。スペイン紙「AS」が報じた。
メタリックプリント技術を活用した正方形柄が組み合わされたデザインで、デジタル時代を象徴するボールとして作られた今回の“テルスター18”。昨年の11月に国際デビューを果たし、Jリーグですでに使用されているように、このボールがW杯の公式試合球になることが決まっている。
ただ、先日のドイツ対スペインの国際親善試合に出場したドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、スペイン代表GKダビド・デ・ヘア、そしてベンチ入りを果たしたスペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナの3人は、「GKは多くの問題を抱えている」と公式試合球に対して言及。「これは奇妙なことです。ボールが予測不能な動きをすることは、大きな改善の余地があると思います」と苦言を呈している。
レイナが「ロシア・ワールドカップで遠距離から少なくとも35ゴールは見ることになるだろう。なぜなら止めることは不可能だからね」と語れば、ドイツ代表MFトーマス・ミュラーにミドルシュートを決められたデ・ヘアは「これは本当に奇妙なことだよ」とコメントした。
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