日本とウクライナの一戦は「66億円vs151億円」 市場価値2.3倍の“格差”を覆せるか
ヤルモレンコ一人で日本の半分にあたる32億5000万円 日本とウクライナに大きな格差
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、27日にベルギーのリエージュでウクライナとの国際親善試合に臨む。かつての名FWアンドリー・シェフチェンコが監督を務めるウクライナはFIFAランキング35位。ワールドクラスのビッグネームこそいないが、予選ではアイスランドとクロアチアに肉薄する戦いを見せた。「仮想ポーランド」と位置付ける日本にとっても重要な一戦となる。
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日本代表は3月シリーズに向けて26人、ウクライナは25人を招集したが、ドイツ移籍情報サイト「transfermarkt.com」が移籍金や活躍度、年齢などを踏まえて総合的に算出している選手の推定市場価格を見ると、その格差が浮き彫りとなった。
日本代表のトップは、今季ベルギーリーグで7ゴールを挙げたヘントFW久保裕也の6億5400万円だ。16年11月に4年8カ月ぶりの代表復帰を果たすと、以降は右ウイングのレギュラー格としてプレーし、ロシア・ワールドカップ出場にも貢献した。一方、ウクライナの1位はMFアンドリー・ヤルモレンコだ。ドルトムントでMF香川真司と同僚でもあるアタッカーは1月に足の腱を損傷しており、23日のサウジアラビア戦(1-1)はベンチ外だったが、32億5000万円は2位を大きく離す金額となっている。
チーム単位で今回招集された選手の総推定市場価格で見ると、日本の合計約66億円に対して、ウクライナは合計約151億円と約2.3倍の差という結果になった。FIFAランク55位の日本と同ランク35位のウクライナのタレント力の差を示す指標と言えるかもしれない。
ハリルジャパンは“151億円軍団”を破り、チームを覆う重苦しい雰囲気を払拭できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)