本田圭佑、ファンを含めた日本サッカー全関係者に告ぐ 「理想求めてナンボ」の哲学
「絶対勝つって言い切って4年前は挑戦してた」
「関係者であれば全員。そこには情報戦があって、フィロソフィー(哲学)っていうのはその情報のなかで築かれていくと僕は思っている。会話ひとつのレベルを取っても、選手同士、選手とスタッフ、メディア、サポーター同士もその基準を上げていかないといけない」
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本田は日本サッカー全関係者に対して訴えかけた。さらに“会話レベルの基準”について「本当に低くなったのというのは、4年前から見ると思いますよね」と続けている。「善戦すれば合格になってきているけど、(当時は)そんなのではなかった」という。
「オランダだろうがベルギーだろうが、絶対勝つって言い切って4年前は挑戦してた。その土台はなくなった」
イタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督の下、2013年11月に欧州遠征を行った日本代表はオランダ戦で2-2ドロー、ベルギー戦で3-2と勝利を収めている。本田は強豪との2連戦を引き合いに出しつつ、“絶対勝つ”の気概で挑んでいた当時を回想した一方、現在は代表チームの変化を感じているようだ。「土台はなくなった」という本田の一言は、代表チームから失われてしまったものに対する郷愁をどこか帯びていた。