“個”の成長は実感「後は結果を出すってこと」

　欧州組の存在は決して物珍しくない時代となった。欧州スタンダードに慣れ親しんだ選手が着実に増えているなか、“右往左往”していた当時とはステージが変わったと本田は言う。

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「あの時はヨーロッパにいて、右も左も分からないままとりあえずやるしかないというスタンスだった。今は分からんけどやろうじゃない。分かっている。やらないといけないことも分かっている。後は結果を出すってこと」

　もっとも、日本サッカーのスタイルの欠如も感じているという。「歴史が浅いせいで、まだ日本と言えばこれだというサッカーがない」と指摘する。発展途上の日本サッカー界だが、選手たちの努力により“個”は着実に歩みを進めており、本田自身もそれを実感しているようだ。