「選手の立場を考えてみて」 本田圭佑が語る“日本サッカー進化論”「前に進んでいる」
2010年W杯前のチーム状況に酷似との論調に持論 「全く同じシチュエーションではない」
日本代表FW本田圭佑(パチューカ)は、代表チームの現状に危機感を抱きながらも、日本サッカー界は着実に進化していると捉えているようだ。「前に日本は進んでいる」と断言し、「選手の立場を考えてみて下さいよ」と投げかけている。
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バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本は、23日の国際親善試合でマリと1-1ドローを演じた。攻守両面で課題が浮き彫りとなり、選手たちも様々な問題点を指摘している。本田は代表チームを覆う空気が暗いという点について「それは事実だと思います」と同調した。
チーム内からは、ハリルジャパンが置かれている状況について、2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に臨んだ岡田武史体制が直面したそれと酷似しているとの声も浮上。しかし、本田は2010年の代表を振り返りつつ、「全く同じシチュエーションではない」と指摘し、さらに「選手の立場を考えてみて下さいよ」と投げかけている。
本田の主張は実にシンプルだ。「ヨーロッパで、どのクラブでやっていたメンバーが何人いたんだっていう話」と説明を加えている。2010年南アフリカW杯に臨んだ際、日本代表の欧州組は4人。CSKAモスクワ(ロシア)の本田、グルノーブル(フランス)のMF松井大輔、ヴォルフスブルク(ドイツ)のMF長谷部誠、そしてカターニャ(イタリア)のFW森本貴幸だった。