「楽な道が日本にはない」 本田圭佑が指摘、「原点回帰」できない現状の“弱点”
日本として確固たるサッカースタイルがない点に危機感「次のステップに行かないと…」
原点回帰する場所がない――。日本代表FW本田圭佑(パチューカ)は現代表チームが抱える“弱点”として、チームの根底にあるサッカースタイルの欠如を指摘している。
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ベルギー遠征初戦となる23日のマリ戦(1-1)を終え、ハリルジャパンは27日のウクライナ戦に向けて調整を行っている。マリ戦では攻守に課題を多く残す消化不良のゲームとなり、さらにMF大島僚太(川崎フロンターレ)ら負傷者も続出するなどチームには不穏な空気が漂う。
そんななか、遠征7日目の練習後に報道陣の前に姿を見せた本田は、現代表チームの弱点を指摘し、その克服を目指していると語った。
「監督の理想とするサッカーがある。それは良いと思うし、どのクラブでも代表でもあると思う。でも、日本の一つの弱点というのは歴史が浅いせいで、まだ日本と言えばこれだというサッカーがないこと。4年ごとに違うスタイルを模索しながらここまで来ているというのが現状。次のステップに行かないといけないということはずっと言っているけど、その転換期にあると思うんですね」
2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)から3大会連続出場を目指す本田は、「もしかしたら転換期が5年くらい続いているのかもしれない」とし、日本の迷走は続いていると見解を述べる。
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