監督の指示が聞こえすぎ? 日本、格下に苦戦の意外な一因、原口「それもあって…」
仮想セネガルのマリ戦は1-1ドロー ベンチから戦況を見守った原口が監督の指示に言及
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、23日に国際親善試合マリ戦に臨み1-1のドローに終わった。仮想セネガルとして臨んだ一戦で苦戦を強いられた日本だが、その背景には意外な一因があったようだ。ベンチから戦況を見守ったFW原口元気(デュッセルドルフ)が「それもあって……」と、ハリル監督の指示が聞こえすぎた点を挙げている。
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6月のロシア・ワールドカップ(W杯)で対戦するセネガルを想定したマリ戦では、30歳の誕生日に代表デビューを飾ったDF宇賀神友弥(浦和レッズ)が前半44分に相手を蹴ってPKを与え、先制点を献上。後半はなかなか攻め手を見いだせずにいたが、後半アディショナルタイムにFW中島翔哉(ポルティモネンセ)が代表デビュー弾となる劇的同点ゴールを決め、1-1のドローに持ち込んだ。
マリ戦はベンチスタートとなり、最後までピッチ外から戦況を見守った原口は「後半はボールの回しがあまり良くなかったので難しいだろうなと思っていた。前半は結構良かったと思う」と前後半の出来について分析を加えている。攻守両面でチームの課題が浮き彫りとなった一戦だが、原口は自分が出場した場合の役割も想定し、考えを巡らせていたという。
「へんな話、引いても良かった。引いて受ける役割をしてもいいし、あまりにも裏、裏になっている部分があった。そのメリハリはつけたいなと思っていた」
ハリルホジッチ監督は相手最終ラインの裏を狙うように再三指示を送ったが、結果的に攻撃は柔軟性を失い、選手からは「全部蹴れない」という声も上がっている。とりわけ後半は攻撃の機能性が落ちたと原口も指摘するが、その背景にはスタジアムの観客の少なさも関係していたという。