ハリル監督、「モリシゲー」を連発! 1年ぶり招集のDF森重と“緊急個人面談”
ハリル監督、身振り手振りを交えて森重に注文
日本代表は23日の国際親善試合マリ戦を1-1のドローで終えた。24日にはリエージュでベルギー合宿6日目のトレーニングを行ったなか、約1年ぶりの代表招集となったDF森重真人(FC東京)に対して、バヒド・ハリルホジッチ監督は何度も声を張り上げ、青空の下で通訳も交えて“個人面談”も行っている。
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6月のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦で対戦するセネガルを想定したマリ戦は苦戦。DF宇賀神友弥(浦和レッズ)がPKを与えて先制点を献上したなか、途中出場のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)が後半アディショナルタイムに代表デビュー戦ゴールを決め、土壇場で1-1のドローに持ち込んだ。
試合翌日のトレーニングでは、マリ戦の先発組が軽めの内容で調整した一方、残りのメンバーは激しいメニューを消化。そのなかでハリルホジッチ監督は様々な選手の名前を口にして指示を送っていたが、「モリシゲー!」と声を張り上げる場面も見られた。
今遠征では、最終ラインの要であるDF吉田麻也(サウサンプトン)が負傷の影響で不在となり、森重が昨年3月から約1年ぶりの代表復帰を果たしている。昨夏に足を負傷して長期離脱を強いられた森重だが、今季はリーグ開幕戦から4試合連続フル出場で健在ぶりをアピールしている。ロシアW杯アジア予選では、吉田とCBコンビを組むなど指揮官も森重に信頼を寄せていた。だが槙野智章(浦和)や昌子源(鹿島アントラーズ)の台頭もあり、現在は熾烈な競争を繰り広げている。
そんな森重への期待感を示すように、ハリルホジッチ監督はトレーニング中に名前を連呼。練習の終盤には森重のもとに歩み寄り、通訳を交えて緊急個人面談も実施している。指揮官は身振り手振りをまじえて指示し、プレーに注文をつけていた。
27日の国際親善試合ウクライナ戦での出場が予想される森重だが、好パフォーマンスを披露し、指揮官にその存在を印象付けられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)