香川所属のドルトムントを率いたトゥヘル氏 バス爆破事件を後悔「あれがなければ…」
爆破事件の証人として出廷 「暗殺計画がなければ、BVBにとどまっていただろう」
MF香川真司が所属するドルトムントのトーマス・トゥヘル前監督は、選手やハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOとの対立から昨季限りで退任を余儀なくされた。しかし、昨年4月にチームバスが爆破された事件がなければ続投していたと主張している。ドイツ紙「フランクフルター・アルゲマイネ」が報じた。
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現在フリーの身であるトゥヘル氏はセルゲイ・W被告が起こしたバス爆破事件の証人として出廷。昨年4月、ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のモナコ戦前に起きたチームバス爆破事件の被害に遭い、スペイン代表DFマルク・バルトラ(現ベティス)が右腕骨折の重傷を負うなど選手たちは心身ともに被害を受けた。
トゥヘル氏もこの事件で運命が変わったと感じている。記事によれば、「私はこの暗殺計画がなければ、今年の夏以降もBVBにとどまっていただろうと思う」と語ったという。
ヴァッケCEOは爆破事件で中止となった試合を翌日に再開することを認めたが、選手の精神的ショックを考慮したトゥヘル氏はこれに反対。「大きな齟齬があった。私はバスに座っていたが、彼はそうじゃない」と振り返った。
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