フランス人記者が見た強豪コロンビアの“二面性” 日本代表に送る「二つの忠告」とは?
「コロンビア相手にはフランスよりも良い守備が必要」
序盤にコロンビアが慎重な戦い方を選択した理由について、デュルク記者は守備力の影響だと推測する。
「コロンビアが低い位置を保っていたのは、自分たちのディフェンスはそれほど強力ではないという自覚があったからかもしれない。サイドバックはそれほど脅威ではないし、センターバックもダビンソン・サンチェスは手強いが、ジェリー・ミナはそうでもないからね」
コロンビアが主導権を握った後半はフランスはボールをキープできず。サンチェス(トットナム)やミナ(バルセロナ)が必死にディフェンスをする必要がなかった。デュルク記者は、W杯でコロンビアと対戦する日本に2点の忠告をしている。
「まずコロンビア相手には、今日のフランスよりもはるかに良い守りが必要だ。フランスの守備は脆すぎた。特に(ジブリル・)シディベの右サイドだ。それから相手のアタッキングサードで絶対にボールを失わないこと」
フランスが後半17分に同点弾を許したシーンは、MFエンゴロ・カンテ(チェルシー)がゴールまで約30メートルの位置でボールを失ったことが要因となった。