ハリルJは「無気力」と韓国メディアも酷評 マリに勝てず「批判は避けられない」

23日に行われた国際親善試合で、日本代表がマリ代表に1-1と引き分けた【写真:Getty Images】
23日に行われた国際親善試合で、日本代表がマリ代表に1-1と引き分けた【写真:Getty Images】

韓国メディアも案じる日本代表の行く末 「相手のスピードと個人技に翻弄されていた」

 23日に行われた国際親善試合で、日本代表がマリ代表に1-1と引き分けた結果について、韓国メディアも詳細に報じている。

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 スポーツ紙「スポーツ韓国」は「日本、マリ戦の結果が衝撃的だった理由」と見出しを打ち、「実力的に下のチームを相手に無気力な試合を見せるだけで終わった」と報じた。

 また、同紙は試合内容について「戦力からして、日本の優勢と見られていたが、試合内容は期待していたものとはまったく違っていた。序盤から相手のカウンター攻撃に揺さぶられ、主導権を握った後でもゴールを決めることができなかった。選手を交代させて流れを変えようとしたが、攻撃は単調に終わり、むしろ相手のスピードと個人技に守備でも翻弄されていた」と伝えた。

 さらに、サッカー専門誌「Best Eleven」は、「敗れはしなかったが、日本のメディアとファンの期待を満足させるのは難しいだろう。昨年のEAFF E-1選手権で韓国に惨敗した後のAマッチだけに、雰囲気をガラリと変えるためにも絶対に勝利が必要だった。外からの批判は避けられないだろう」と、日本代表の今後の行く末を懸念している。

 そうしたなかスポーツ専門サイト「SPOTV NEWS」は、「全体的に良くない試合だったが、収穫を上げるならば、代表に復帰した本田圭佑と後半ロスタイムに同点ゴールを決めた中島翔哉くらいだろう」と報じた。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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