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「アルゼンチンに負けるのは当たり前」 伊代表MF、“再出発”初戦の黒星に自虐発言
16年欧州選手権ベスト8を知るパローロが現実に言及 「すぐに物事が変わるわけがない」
60年ぶりにワールドカップ(W杯)本大会出場を逃したイタリア代表は、現地時間23日にアルゼンチン代表と国際親善試合を行い、0-2で完敗を喫した。スタメン出場したイタリアのMFマルコ・パローロ(ラツィオ)は、イタリア国営放送「RAI」の試合後インタビューで「アルゼンチンに負けるのは当たり前のことだ」と自虐的なコメントを残した。
イタリアは前半からビルドアップが上手くいかず、アルゼンチンのプレスでボールを失い、攻撃を受け続ける展開だった。前半こそ最終ラインとGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)の奮闘でしのいだものの、後半に2失点して敗れた。
一昨年の欧州選手権ベスト8時も中心メンバーだったパローロは、アルゼンチン戦の黒星を当然のものとして受け止めていた。
「(暫定監督のルイジ・)ディ・ビアッジョと一緒に仕事を始めて4日目だ。前半は新しいコンセプトに必要な距離感も全てが上手くいかなかったが、監督の要求をやろうとした。そんなにすぐに物事が変わるわけがない」
イタリアはアントニオ・コンテ監督の指揮下で16年欧州選手権を戦い終えると、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の下で壊滅的なチーム崩壊を起こしてW杯出場を逃した。再建に踏み切って初めての国際試合だったが、パローロは復活への道のりが簡単でないことに言及。そして、相手が強豪アルゼンチンだったことを念頭に置いて自虐的なコメントを残している。
「今のイタリアが、アルゼンチンに負けるのは当たり前のことだ。何しろ、相手はワールドカップで優勝候補になるアルゼンチンだ。もし、新しいことを初めて4日目のイタリアがアルゼンチンに勝ったとしたならば、そのアルゼンチンには何か重大な問題が起こっているはずだ」
欧州にイタリアの強さを見せた時期を知る男は、現在の立ち位置を厳しい言葉で表現していた。