「足が伸びてくるとは…」 代表デビューの宇賀神、“悪夢の失点”で「経験不足」を痛感

「長くプレーすれば前線の選手にチャンスを与えられた」

「アフリカの選手がああいうところで足が伸びるというのを、自分はあまり経験してこなかったので、経験不足だったと思う。もっと長くプレーしなければいけなかったし、サイドバックなので、自分が長くプレーすれば前線の選手にチャンスを与えられた。最後に追いついてくれたけど、失点に絡んでしまったのが本当に残念です」

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 宇賀神は浦和ユースからトップ昇格を勝ち取れず、流通経済大へ進学。そこでもなかなか試合に出られず「もうプロにはなれない」と思った逆境から這い上がって浦和入団を掴み取った。ガムシャラにプレーしてばかりだった若き日に、当時の同僚だったブラジル人MFロブソン・ポンテに駆け引きの重要性を説かれ、チームメイトを生かすプレーを身につけた。昨秋、ロシア・ワールドカップアジア最終予選のイラク戦を控えたチームに初招集されるも出場機会はなく、30歳の誕生日を迎えたこの日が遅咲きの代表デビューだった。

 完全に苦い思い出になってしまったデビュー戦だが、プロ入りを掴んだリバウンド・メンタリティーを再び発揮できるだろうか。

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