「局面で負けて、球際でも負ける」 主将・長谷部誠、“対アフリカ勢”の問題点を指摘 

日本代表キャプテンのMF長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表キャプテンのMF長谷部誠【写真:Getty Images】

マリに「個でも組織でも乱されて」苦戦を強いられる結果に

 日本代表は23日の国際親善試合マリ戦を1-1の引き分けで終えた。先発出場したキャプテンのMF長谷部誠は、「個々のクオリティーにフォーカスしないと」と劣勢を強いられた一戦を振り返っている。

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 日本は序盤、不安定なマリの最終ラインの裏を突いて数度のチャンスを作ったが、前半終了間際にPKで先制点を献上。後半はゴール前に攻め込む場面もあまり見られなかった。

 長谷部は「マリの個に、自分たちは個でも組織でも乱されてやられてしまった」と振り返る。実際、日本の選手たちが複数人で囲い込んでいるにもかかわらずボールを奪い切れない場面や、ドリブルで仕掛けても伸びてくる足に引っかかる場面が続出。試合中にアジャストできないまま、90分間が過ぎ去ってしまった感は否めない。

「例えばブロックを1回下げることを考えても良かっただろうし、ボールを奪った後の自分たちの精度もかなり低かった。今日に関して言えば、戦術とかそういう部分はあったにしても、個々のクオリティーにフォーカスしないと。いくら戦術があってもミスが多すぎたし、局面、局面で負けて、球際でも負ける。それはサッカーの大前提なので、選手がしっかりと痛感するゲームになった」

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