浦和Lを進化させる存在 新加入MF佐々木繭の「ボランチ起用」に見る新たな可能性
開幕戦は猶本とダブルボランチを形成 同僚も称賛「本当にプレーが安定している」
なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部の浦和レッズレディースは、21日のノジマステラ神奈川相模原戦に2-0で勝利し、開幕白星スタートを飾った。試合後、石原孝尚監督の頬をほころばせたのは、ボランチ起用した新戦力のMF佐々木繭だった。
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「今年、佐々木繭が入って守備が安定している」
4-4-2システムでノジマステラ戦に挑んだ浦和Lは、ダブルボランチにMF猶本光と佐々木を配置。状況判断に優れ、マイナビベガルタ仙台レディース時代にはサイドバックもこなしたユーティリティープレーヤーがアンカー気味に構えることで、コンビを組んだ猶本はインサイドハーフの位置、左サイドのMF吉良知夏も2トップに近い位置でプレーしていた。選手たちのなかにも、“前に出ても大丈夫”という安心感があるようだ。
前半16分に先制点を挙げた吉良は、「(佐々木は)新加入の選手ですけど、即戦力というかチームに馴染んでいますね。本当にプレーが安定していて、一緒にやっていて信頼できるプレーヤー。作りの部分、前を向いて裏にボールを出すところも見てくれているのでやりやすいです」と証言。猶本が「距離感が良かった」と振り返ったのも、“佐々木効果”と言っていいだろう。
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