Rマドリード指揮官の去就に口を閉ざすブトラゲーニョ氏 「二の次」

アンチェロッティ監督はユベントス戦がラストゲームの可能性も?

 地元メディアの注目はこの試合の敗因以上に、アンチェロッティ監督の去就に集まっているようだ。

「アンチェロッティ監督は続投するのか?」という質問にブトラゲーニョ氏は「今日我々がしなければいけないことは結束だ。全員悲しんでいる。ドローに追いついたユベントスを祝福する。リーグを最高の形で終わらせることが最良の策だ」と語っている。

 さらに「選手や監督の継続性に関して、この結末は影響するか?」という質問に対しては、「今日は我々が敗れた。この結末は重要だ。誰もが悲しんでいる。それ以外のことは二の次だ」と話すに留まった。

 この日のユベントス戦で審判の判定に対する不満から、主審に拍手を続けていた指揮官は退席処分を言い渡され、2試合出場停止となっている。テレビ放映権を巡る係争で今季2試合を残すリーグ戦は中止となる可能性もあるが、アンチェロッティ監督は今季スタジアムのベンチに足を踏み入れることはなくなった。

 昨季2冠を達成したイタリア人指揮官は続投を希望しているが、その立場は危うくなっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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