札幌MFチャナティップ、鮮烈な活躍に海外紙も注目 「熱狂的な現象を起こしている」
日本挑戦2年目で“タイのメッシ”の本領発揮 「強烈なインパクトを残している」
J1北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップは、18日のリーグ第4節V・ファーレン長崎戦(2-1)で後半アディショナルタイムに劇的な決勝弾を突き刺し、ミハイロ・ペトロヴィッチ新監督に初白星をプレゼントした。日本挑戦2年目で公式戦初ゴールを記録した“タイのメッシ”を、海外メディアも「Jリーグに熱狂的な現象を起こしている」と称えている。
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チャナティップは長崎戦の後半8分、球際で相手に接触されながらもこらえてひと足先にボールに触れると、左足かかとで右に切り返してマーカーを翻弄。最前線を走る元イングランド代表FWジェイにピンポイントのスルーパスを通し、先制点を演出した。さらに、同点に追いつかれて迎えた後半アディショナルタイムには、ジェイが落としたこぼれ球に頭で合わせて決勝弾をマーク。ペトロヴィッチ体制下で今季初勝利をもたらした。
1得点1アシストと勝利の立役者となったチャナティップを、ベトナム紙「An Ninh Thu Do」が特集。同国代表のFWグエン・コンフォン(2016年/水戸ホーリーホック)とMFグエン・トゥアン・アイン(2016年/横浜FC)がJリーグで活躍できなかったことを引き合いに出しつつ、「チャナティップは徐々にコンサドーレ札幌の柱になりつつある」と言及している。
記事では、ベトナム代表MFルアン・スアン・チュオン(江原FC)が韓国で2年目のシーズンを迎えていることも紹介。その上で、「チャナティップは強烈なインパクトを残し、Jリーグに熱狂的な現象を起こしている。圧倒的な成功を収めていると言える」とし、その反響は日本にとどまらず、東南アジア全体を熱狂させているという。
札幌、タイ、そして東南アジアの人々を魅了する“タイのメッシ”。その勢いをどこまで持続できるかが、チームの命運を左右することになりそうだ。