不遇の時を乗り越え、リーグ戦4試合連続弾で3月シリーズへ「頑張ります」

　ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史は、今回の3月シリーズ（23日マリ戦、27日ウクライナ戦）で約9カ月ぶりに日本代表へ復帰。不遇の時を乗り越え、ハリルジャパンに戻ってきたストライカーは自身の公式インスタグラムを更新し、「頑張ります」と一言に決意を込めた。

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　宇佐美はバヒド・ハリルホジッチ監督の初陣となった2015年3月のチュニジア戦から13試合連続で出場するなど、“秘蔵っ子”として継続的に招集されていた選手の一人だ。しかし、2016年に加入したアウクスブルクで出番を失うと、出場機会を求めて昨夏に移籍したドイツ2部デュッセルドルフでもレギュラー定着にはなかなか至らず、ついには代表からも遠ざかった。

　しかし今冬、FW原口元気がデュッセルドルフに加入したのを機に、宇佐美は突如として覚醒。2月17日の第23節グロイター・フュルト戦から11日の第26節デュイスブルク戦までリーグ4試合連続ゴールと復活をアピールし、15日に発表された23日の国際親善試合マリ代表戦と、27日のキリンチャレンジカップ・ウクライナ代表戦に臨む日本代表に復帰を果たした。

　ハリルホジッチ監督はメンバー発表会見で、「宇佐美は試合でしっかり点を取って伸びている状態にある。ある時期はチームから干されるような状況だったが、今は出てきた」と愛弟子の復調を喜んだ。