バイエルンがゲッツェを譲渡し、マンUのディ・マリア獲得を画策

大型トレードが実現か

 バイエルン・ミュンヘンが、MFマリオ・ゲッツェを譲渡し、マンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ディマリアの獲得に動くと、英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 ゲッツェは、2013年にドルトムントからバイエルンに加入するも、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を勝ち取ることができていない。さらに先日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝ファースト・レグでの大敗後、笑顔でピッチを去ったことから、サポーターやクラブの名誉会長を務めるフランツ・ベッケンバウアー氏から批判が寄せられていた。
 一方のディ・マリアは今季、レアル・マ ドリードから6000万ポンド(約108億円)でマンUに加入した。プレミアリーグ史上最高額での移籍となったが、こちらも期待に沿う活躍ができておらず。ここ数試合はベンチが定位置となっており、その去就が騒がれていた。
 バイエルンは故障がちなFWアリエン・ロッベンに代わるサイドアタッカーを求め、マンUはゲームメイク能力を備えた中盤のプレーヤーを探している。そうした思惑の合致した両クラブが、この大型トレードの話を進める可能性が浮上している。
 かつてバイエルンで活躍したディートマー・ハマン氏は、ゲッツェを放出してディ・マリアを獲得することは、クラブに大きなメリットをもたらすと主張した。
「ゲッツェはバイエルンにふさわしくない。本人もクラブでの生活に 満足していないしね。今夏での移籍が互いにとってベストな選択となるだろう。そして、ロッベンやリベリはもう若くない。バイエルンにはディ・マリアのような質を備える選手が必要だ。トレードが実現に至るかは様子を見てみよう」
 今季既にリーグ優勝を決めているバイエルンだが、CL準決勝ではバルセロナに完敗。来季に向け、バイエルンはゲッツェを差し出し、ディ・マリア獲得に乗り出すのか。大型トレードの動向に注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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