名将ファン・ハール、古巣マンUの選手を痛烈批判 「プロフェッショナリズムがない」
自身の意見をメールで送信するも、未読の選手がいたことをほのめかす
元マンチェスター・ユナイテッド監督のルイス・ファン・ハール氏が、かつて指揮したユナイテッドの選手たちを「プロフェッショナリズムがない」と酷評した。ドイツ紙「ビルト」のインタビューで語っている。
ファン・ハール氏は2014-15シーズンから2年間、ユナイテッドを指揮。2015-16シーズンにFAカップで優勝こそ果たしたものの、大型補強に見合った結果を残せずにチームを去った。在任中から批判も多かった指揮官だが、あるエピソードを基にユナイテッドの選手が露呈した意識の低さを明かしている。
「私は彼らに自分が感じたこと、例えばその選手が持つ長所とウィークポイントを記したメールを送信した。さらには、自分のIT専門家のスタッフを通じ、選手がログインできて自宅からでも私と会話をできるチャンスが持てるシステムを構築したんだ。そして、メールが開封されたかどうかが分かるシステムにもなっていた。その結果を見れば、いかにユナイテッドの選手にプロフェッショナリズムがないかが証明されている」
ファン・ハール氏は、自身のメールを開封しなかった選手が少なからずいたことをほのめかすとともに、意識が低いと批判した。そして、バイエルンの監督時代(2009-11)にも同様に選手たちにメールを送ったことを明かし、「ロッベンはメールを読んだ。こういった真のプロフェッショナルとともに仕事をしたいというのが、私の信念だ」と語っている。
ファン・ハール氏には「口うるさい」「理屈っぽい」といった批判が多いなか、選手全員へメール送信を行い、その開封確認も行っていたことが判明。しかし、指揮官によるパフォーマンスの指摘を完全無視したユナイテッドの選手たちは、たしかにプロ意識の面で問題があると言えるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)