ミランはメネズ不在の方が機能? 本田の攻撃数値も上昇、伊紙が分析
メネズは今季16得点でチーム得点王も…
チーム得点王の16得点をマークしているACミランのFWジェレミー・メネズ。しかし、同FWの不在の方がチームが機能している点がイタリアでクローズアップされている。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミランのパラドックス スーパーメネズ不在時に、シュートとゴールが増えている」と特集している。
メネズはここまで得点ランクでリーグ4位タイにつける活躍を見せているが、4月29日のジェノア戦でイエローカードを2枚受けて退場。その際に主審に対する侮辱的な発言があったとし、4試合出場停止を命じられている。
メネズが不在のミランは今月3日のナポリ戦で0-3で大敗、前節のローマ戦では2-1と勝利している。
このタイミングでガゼッタ紙はメネズのプレー時と不在時のデータを比較。チームのシュート数はメネズのプレー時は平均8本で不在時は平均10本、ゴール数はメネズのプレー時が平均1・4点、不在時が平均2点であると伝えている。
また、各選手のデータについても分析。本田圭佑に関してはメネズとプレー時のシュート数は平均0・96本、不在時は3本。決定機創出はメネズ共存時に1本、不在時は3本だという。
デストロもメネズに大きな影響を受けているようで、ゴール数が0・58対1、クロスが0・08対2。また、ボナベントゥーラもシュート数が1・7対3、前線へのパスは1・1対3となっている。周囲へのパスよりも、ドリブルでの単独突破を好むメネズはスーパープレーでチームを救う場面も多いが、前線のチームメートに対するネガティブな影響も少なからず存在していることが、データからも浮き彫りとなっている。
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