J1に“春の珍事”!? アジア王者浦和、二冠のC大阪が揃って低迷 14年三冠のG大阪は…

昨季タイトルホルダーの浦和とC大阪はリーグ戦未勝利 14年三冠王者は最下位に低迷

 開幕から間もなく1カ月が経過するJ1で、“春の珍事”とも言える事態が起こっている。昨季アジア王者の浦和レッズが開幕4試合未勝利(2分2敗)で17位(18チーム中)に沈む一方で、昨季二冠(ルヴァン杯と天皇杯)王者のセレッソ大阪も3分1敗で15位。さらにはかつての三冠王者ガンバ大阪も1分3敗で最下位に沈んでいる。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 浦和は18日のリーグ第4節で横浜F・マリノスと対戦。FW興梠慎三とFW武富孝介を最前線に置く4-4-2にシステムを変更して必勝態勢で臨んだが、後半36分に相手FWウーゴ・ヴィエイラにGK西川周作の牙城を崩され、0-1で敗れた。データ分析会社「オプタ」によれば、1993年以来となるJ1ホーム8戦連続未勝利。7日のルヴァンカップ第1節名古屋グランパス戦(4-1)で白星こそ手にしているものの、リーグ戦では2分2敗と勝利が遠い。

 一方、ルヴァン杯と天皇杯を制したC大阪も、ヴィッセル神戸に0-2で敗戦。MF藤田直之、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキにゴールを奪われた。昨季はクラブ史上最高タイのリーグ戦3位で終え、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得したが、元日本代表MF清武弘嗣が右腓腹筋筋損傷(全治6週間)で戦線離脱している影響もあって、リーグ戦4試合で未勝利と波に乗れていない。

 そして、現在リーグ最下位に沈むのが、2014年に三冠を獲得した“関西の雄”G大阪だ。今季は若手育成に定評のあるレヴィー・クルピ監督を迎えたが、J2に初降格した2012年以来、クラブ史上二度目のリーグ開幕3連敗を喫するなど新体制は波乱の船出。18日の柏レイソル戦は2点のリードを許した状態から、韓国代表FWファン・ウイジョの2ゴールで同点に追いついてなんとか連敗を3で食い止めたが、リーグ戦では白星を手にできていない。

 まだ4試合を消化したばかりで、挽回の余地は残されているとはいえ、ずるずると引きずってしまえば立て直せなくなってしまうリスクは否めない。強豪3クラブは、春の珍事から抜け出すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング