リバプールFWサラー、相手転倒の超絶切り返し弾に海外驚嘆「雲の上の存在」「荘厳」
メッシを彷彿させるドリブルで先制弾を含む1試合4得点と爆発
リバプールは現地時間17日のプレミアリーグ第31節ワトフォード戦で5-0と快勝。エースのエジプト代表FWモハメド・サラーは1試合4得点の大爆発を見せたが、なかでも相手選手を転ばせるほどの切り返し弾に「雲の上の存在」「荘厳だ」と驚きの声が上がっている。
試合開始直後の前半4分だった。セネガル代表FWサディオ・マネのパスに抜け出したサラーは右サイドを突破。ペナルティーエリア内に侵入すると、左から右への鋭い切り返しで対峙したワトフォードDFミゲル・アンヘル・ブリトスを転倒させ、コースがないニアをぶち抜いて先制弾を突き刺した。
サラーは前半43分にもスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンのクロスに合わせて追加点。勢いはさらに加速していく。後半4分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの得点を演出すると、同32分、40分には立て続けにゴール。リバプールの選手として元イングランド代表FWロビー・ファウラー氏、同FWマイケル・オーウェン、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)に続く史上4人目の1試合4得点で5-0の大勝に導いた。
ルーマニアテレビ局「Digi Sport」は、「サラーがワトフォード戦で“ポーカー”」と1試合4得点を報じた。トランプゲーム「ポーカー」で、5枚中4枚が同じカードで上がる役のことをスペインで“ポーカー”と呼ぶことに由来する。また、スポーツ専門サイト「Mozzart Sport」も「サラー! サラー! サラー! サラー!」と見出しで謳った。
さらに、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを彷彿させるドリブルには、フランステレビ局「BFM TV」が「荘厳だ」と伝えれば、海外スポーツメディア「BeSoccer」も「雲の上の存在」と称えている。
トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインを大きく離し、リーグ戦28ゴールと得点王レースで単独トップに躍り出たサラー。チェルシー時代(2013~15年)以来二度目のプレミア挑戦で“無双状態”となっている。