メネズが名門を救う? ミランが条件次第でフランス人アタッカーを売却か

今季の活躍で価値が高まっているメネズ

 ACミランの元フランス代表FWジェレミー・メネズが思わぬ形でクラブの救世主となる可能性が浮上している。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が「メネズが去る。ミランを救うために」と特集している。
 昨季パリ・サンジェルマンで出場機会を失っていたアタッカーは今季、移籍金ゼロでミランに加入。セリエAで16得点を挙げ、得点ランクで4位につけている。
 一方、ミランはシルビオ・ベルルスコーニ会長が現在アジアの実業家と株式の売却交渉を進めるなど将来は不透明。記事では、赤字経営の苦しい状況を脱するために、メネズが売却される可能性が高まっていると指摘。「このフランス人はコストゼロでミランに移籍した。価値が上がったことで、誘われる。モナコとリバプールから1000万ユーロ(約18億円)のオファーが確認できれば、クラブは放出を考える。クラブの得点王であっても、だ」と伝えている。
 今季欧州チャンピオンズリーグ準々決勝に進出したモナコと、プレミアの名門リバプール。この2チーム以外にも打診してくるクラブがあり、ミランに放出の意思があるのか確認しているという。
 ミランで最も移籍市場で価値の高かったイタリア代表FWエルシャラウィは故障の連続でまたしても失意のシーズンを送ってしまった。スーパーセーブの連発でチームの危機を救ったディエゴ・ロペス同様に、1000万ユーロまで資産価値を高めたメネズは放出される可能性が高まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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