W杯メンバー23人の決定は「5月31日」とハリル発言 大会直前の“大物”落選劇再び?

日本代表を率いるハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表を率いるハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

欧州遠征のメンバー発表会見で、5月30日のガーナ戦翌日に選出する見通しを語る

 開幕まで残り3カ月を切ったロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて、日本代表の本大会登録メンバー23人枠入りを巡るサバイバルは熾烈を極めている。日本サッカー協会は15日、ベルギーのリエージュで行われる今月23日の国際親善試合マリ戦と、27日のウクライナ戦に向けた招集メンバー26名を発表。メキシコで好調を維持するFW本田圭佑(パチューカ)や、ドイツ2部で4試合連続ゴール中の宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、MF柴崎岳(ヘタフェ)らが久しぶりの代表復帰を果たした一方、FW岡崎慎司(レスター)やFW乾貴士(エイバル)、MF井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)らが落選、負傷中のMF香川真司(ドルトムント)やDF吉田麻也(サウサンプトン)も招集されなかった。

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 W杯メンバーを見極めるうえで重要な欧州遠征を前に、ポジションによっては従来の序列が崩れ混沌としているが、今回の記者会見に出席したバヒド・ハリルホジッチ監督は、本大会登録の「23人」を選ぶタイミングについて次のように発言している。

「おそらくガーナ戦が終わった(5月)31日になるだろう。ヨーロッパに行く直前になるのではないか」

 W杯出場各国は、5月14日までに予備登録メンバー35人を、6月4日までに本大会登録メンバー23人を国際サッカー連盟(FIFA)に提出しなくてはいけない。そのなかでハリルホジッチ監督は、“壮行試合”と位置付けられる5月30日のガーナ戦(日産スタジアム)の翌日に23人を発表すると明言したが、直近3大会と照らし合わせればタイミング的にはかなり遅いものだ。

 2006年ドイツ大会では、「5月15日」にメンバー23人を発表後に福島キャンプを実施しドイツへ出発。10年南アフリカ大会も「5月10日」に23人を発表し、埼玉でキャンプイン。24日に韓国と壮行試合を行った後にスイス合宿に旅立った。そして前回14年ブラジル大会も「5月12日」に発表し、27日のキプロスとの壮行試合を経て事前合宿地のアメリカへ出発している。

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