ハリル、“秘蔵っ子”宇佐美を9カ月ぶり招集 「干されるような状況」から復調歓迎
デュッセルドルフでリーグ4戦連続ゴールの宇佐美、ハリルも「伸びている状態」と評価
ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフでリーグ4試合連続ゴールと復活を遂げたFW宇佐美貴史がハリルジャパンに戻ってきた。不遇の時を乗り越えたストライカーは2017年6月以来、約9カ月ぶりの代表復帰となった。
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バヒド・ハリルホジッチ監督の秘蔵っ子がついに帰ってきた。宇佐美はハリルホジッチ監督就任直後から代表に継続的に招集されていた選手の一人だ。しかし、2016年に加入したアウクスブルクで出番を失うと、出場機会を求めて昨夏に移籍したドイツ2部デュッセルドルフでもレギュラー定着にはなかなか至らず、ついには代表からも遠ざかった。
しかし今冬、FW原口元気がデュッセルドルフに加入したのを機に、宇佐美は突如として覚醒する。2月17日のグロイター・フュルト戦から11日のデュイスブルク戦までリーグ4試合連続ゴールと復活をアピール。15日に発表された23日の国際親善試合マリ代表戦と、27日のキリンチャレンジカップ・ウクライナ代表戦に代表に復帰を果たした。ハリルホジッチ監督も愛弟子の復調を喜んでいる。
「試合で宇佐美はしっかり点を取って伸びている状態にある。ある時期はチームから干されるような状況だったが、今は出てきた」
宇佐美がこれまで主戦場としていた代表の左ウイング争いは熾烈だ。クラブの同僚でもある原口をはじめ、今季ポルトガルでブレークして代表初招集のポルティモネンセFW中島翔哉、そして今回は招集外となったエイバルFW乾貴士と海外クラブで活躍するタレントが揃う激戦区となっている。
宇佐美は個の力の重要性を強調するハリルホジッチ監督に対して、自らの存在価値をアピールすることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)