マリ＆ウクライナ戦に向けて26名を選出　浅野と井手口も落選

　日本サッカー協会は15日、ベルギーのリエージュで行われる23日の国際親善試合マリ代表戦と、27日のキリンチャレンジカップ 2018 in EUROPE ウクライナ代表戦に臨む日本代表メンバー26名を発表した。約3カ月後に迫ったロシア・ワールドカップ（W杯）に向けて、登録メンバー23人枠入りを巡る争いも過熱するなか、バヒド・ハリルホジッチ監督はメキシコで好調を維持するFW本田圭佑（パチューカ）を昨年9月以来、約半年ぶりに招集。またポルトガルで結果を残す中島翔哉（ポルティモネンセ）はA代表初選出、宇佐美貴史（デュッセルドルフ）も追加招集となった昨年6月以来の選出となった。

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　都内で行われた会見で、ハリルホジッチ監督は招集メンバー26名を発表。2月15日発表の最新FIFAランクで69位のマリ、35位のウクライナとの2連戦に向けて、W杯で対戦する「本大会のような気持ちでこのフレンドリーマッチで良い結果を出したい」と意気込みを語った。

　最大の注目は、昨年10月と11月の代表戦に招集されなかった本田の動向だった。W杯イヤーの2018年に入り、メキシコの後期リーグで4得点5アシストと絶好調のレフティーを、指揮官は本大会メンバー発表前の重要な2連戦で招集した。本田と同じく昨年9月以来、代表から遠ざかっている岡崎慎司（レスター）は今遠征にも招集されず。負傷中のMF香川真司（ドルトムント）は、11月の欧州遠征に続いて選出外、同じく負傷中のDF吉田麻也（サウサンプトン）も選ばれなかった。

　またその他の海外組では、ポルティモネンセで猛威を振るう中島がA代表に初招集。ドイツ2部デュッセルドルフで4試合連続ゴールと好調の宇佐美も昨年6月以来の復帰、MF柴崎岳（ヘタフェ）も招集されている。一方、所属クラブで出場機会に恵まれていないFW浅野拓磨（シュツットガルト）、MF井手口陽介（クルトゥラル・レオネサ）は落選となった。