G大阪の17歳FW中村敬斗、“70m独走&ニアぶちぬき弾”に反響 「伝説の始まり」
ルヴァン杯浦和戦で自陣から70mを独走 宇佐美、稲本に次ぐ年少記録でプロ初得点
J1・FC東京のMF久保建英がルヴァンカップ史上最年少弾(16歳9カ月10日)を決めた同日、関西の雄に加入した同世代のストライカーもまたクラブ史に残るゴールを決めた。J1ガンバ大阪は14日にルヴァン杯第2節で浦和レッズと対戦し、4-1で大勝。17歳の新人FW中村敬斗がプロ初得点を挙げ、「ガンバの希望の星」「伝説の始まりやー」と反響を呼んでいる。
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敵地での浦和戦は、完全にG大阪のペースだった。前半10分に韓国代表FWファン・ウイジョの一撃で先制すると、FW長沢駿も負けじと2ゴールを記録し、後半早々に3点のリードを奪った。そして、1点を返されて迎えた後半42分、途中出場した中村の“ショー”が開演する。
自陣の低い位置で縦パスを受けると、鋭いターンで浦和の日本代表DF槙野智章をかわしてドリブル開始。そのまま相手ペナルティーエリア内に侵入し、日本代表GK西川周作が守るゴールのニアを右足でぶち抜いた。およそ70メートルを独走してのプロ初得点は、公式戦4連敗中だったチームの今季初勝利を決定づける貴重なゴールとなった。
17歳7カ月14日での公式戦ゴールは、FW宇佐美貴史(現デュッセルドルフ/17歳14日)、MF稲本潤一(現・北海道コンサドーレ札幌/17歳7カ月)に次ぐクラブ史上3番目の年少記録。G大阪は公式ツイッターで、試合後にテレビインタビューを受ける中村の写真を公開すると、返信欄には「ガンバの希望の星」「伝説の始まりやーーー」「中村ゴラッソ!? このまま勝ち進め」「ガンバに来てくれて、どうもありがとう」と17歳を称えるコメントが並んだ。
昨年のU-17ワールドカップでは、久保を上回る4得点と日本代表を牽引し、海外メディアやFIFA(国際サッカー連盟)からも注目された中村。高校生にして今季公式戦全試合に出場するなどレヴィー・クルピ新監督も期待を寄せており、序盤戦で苦しんだチームを勢いづける活躍を見せられるだろうか。