首位陥落のナポリ監督、女性記者に性差別発言 電話謝罪に追い込まれる事態に発展
サッリ監督がインテル戦後の会見で質問した女性記者に性差別発言
セリエAで首位を争うナポリのマウリシオ・サッリ監督が、女性差別発言により謝罪に追い込まれる事態となった。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ナポリは現地時間11日の第28節でインテルと対戦。0-0のスコアレスドローに終わり、同日に2位のユベントスがウディネーゼを2-0で下したため、首位を明け渡す形となった。
記事によれば、問題は試合後の記者会見で起きたという。イタリアTV局「カナーレ21」の女性記者ティッティ・インプロータさんが順位について質問すると、サッリ監督はうすら笑いを浮かべながら「あなたは女性で、とても美しい。その二つの理由で、質問には答えたくない」と発言。これが大きな問題となっていた。
ナポリはサッリ監督に「敬意を欠く意図があったわけではない」と擁護したが、サッリ監督は女性記者に謝罪の電話を掛ける顛末になったという。
元銀行員という経歴の持ち主ながら、攻撃的な戦術を武器に指導者として名声を高めてきたサッリ監督だが、舌禍問題はこれが初めてではない。2016年1月には、当時インテルを率いていたロベルト・マンチーニ監督に対して、同性愛者を意味する「フローチョ、フィノッキオ」と罵倒したことで謝罪に追い込まれていた。
戦術家の唯一の欠点が熱くなると攻撃的な言動を取ってしまう点。首位を明け渡したことへの怒りで現れてしまったのか、記者会見という公の場で、あまりにも軽率な発言だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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