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ドイツの皇帝がペップ戦術をバッサリ 「3バックは危険だと分かっていた」
■去就問題が加速?
バイエルン・ミュンヘンは、6日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦のアウェー初戦に0-3で敗れた。ドイツの皇帝は、この試合のペップ・グアルディオラ監督の戦術をダメ出しした。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
ドイツサッカー界の「皇帝」と呼ばれるバイエルン・ミュンヘンのフランツ・ベッケンバウワー名誉会長は、古巣のバルサとの敵地初戦で玉砕したスペイン人の指揮官を酷評した。
「私は、3バックにしたことを心配していた。とても危険だと分かっていたからだ」
バイエルンは、バルサの強力無比なメッシ、ネイマール、スアレスのトリデンテに、3バックで対抗した。GKマヌエル・ノイヤーのセーブなどで終盤まで無失点でしのいだ が、メッシの2ゴールなどで完敗。ポゼッションではバルサを上回ったが、枠内シュートは一本もなかった。
グアルディオラ監督は来季で契約満了となる。ここにきて一気に去就問題が噴出している。地元メディアは、バイエルンがバルサ戦に敗れ、ペップの契約を打ち切る方針に転じたと報じた。また、マンチェスター・シティの次期監督に合意したともいわれ、ACミランが来季監督にオファーを出したとも伝えられている。皇帝の一言でペップ監督去就問題は、一気に加速する可能性が高い。
一方、名誉会長はクラブの強化方針も批判。「けが人がここまで増えているのに、冬の移籍市場で2人の選手を放出する必要性はなかった」とバッサリ。インテルに期限付き移籍したMFジェルダン・シャキリと 、アウクスブルクに期限付き移籍させたMFピエール・エミール・ホイビュルクの放出は失策だったと厳しく指摘した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images