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ミラン会長がインテル会長を批判 「インテルを主役にしようとしていない」
ベルルスコーニ会長「私はミランを商業目的と考えたことはない」
ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長はミランの株式売却問題に関連して、インテル会長のインドネシア人富豪エリック・トヒル氏を激しく非難している。イタリア地元テレビ「テレノルド」で語ったもの。
ベルルスコーニ会長は現在タイの実業家ビー・テチャウボン氏と株式の買収交渉を進めている。テチャウボン氏の投資家グループはバイエルン・ミュンヘンの名将ジョゼップ・グアルディオラ監督の招聘や、パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得など、来季に向けた動きを進めていると報じられている。
その一方で、元イタリア首相の名物オーナーはテチャウボン氏を牽制するような発言を残している。
「もしも他の欧州のビッグクラブと対抗できるほどの資本投入を毎年保証する人間がいるなら、私は犠牲を払うし、ミランを売却するだろう。私はミランを商業目的と考えたことはない。クラブの口座は私のビジネスグループとは常に別だ」
こう語ったベルルスコーニ会長は2013年にインテルをマッシモ・モラッティ元会長から買収したインドネシア人富豪を槍玉に挙げている。
「モラッティはクラブをトヒルに売却したが、彼はインテルに新しい資本をもたらす考えもないように思えるし、イタリアやヨーロッパの主役にしようとする考えもないようだ。しかしながら、私は新たな資金を投入し、国内外でチームの競争力を高め続けてくれる人間を探している」
インテルの現会長の方針を激しく批判したベルルスコーニ氏は、クラブ強化に向けて豊富な資金を投入できる人物を強く求めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images