レアルFWベイル、乾所属のエイバル戦は“正念場” 現地紙もゴール奪取を厳命

レアル・マドリードは現地時間10日、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルとのリーガ・エスパニョーラ第28節に臨む。エイバルの本拠地イプルーアに乗り込むレアルにとっては、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて勝ち点3が欲しい一戦となるが、贔屓紙として知られる「マルカ」はウェールズ代表FWギャレス・ベイルにとっても正念場になる一戦だとしている。

ベイルにとって、現地時間10日のエイバル戦は正念場か【写真:Getty Images】
ベイルにとって、現地時間10日のエイバル戦は正念場か【写真:Getty Images】

リーガで12試合連続出場も、CL16強のPSGとの大一番では先発落ち

 レアル・マドリードは現地時間10日、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルとのリーガ・エスパニョーラ第28節に臨む。エイバルの本拠地イプルーアに乗り込むレアルにとっては、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて勝ち点3が欲しい一戦となるが、贔屓紙として知られる「マルカ」はウェールズ代表FWギャレス・ベイルにとっても正念場になる一戦だとしている。

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 現在勝ち点54で3位のレアル。一時期の不振を脱したものの、4位バレンシアとの勝ち点差はわずか「1」と、来季のCLストレートインとなる3位以内を死守するためには少しでも勝ち点を積み重ねたい状況だ。ただ対戦相手のエイバルも来季のUEFAヨーロッパリーグ出場圏内の6位と勝ち点4差の8位につけるなど侮れない相手と言える。その一戦で活躍を求められそうなのがベイルだ。

 ベイルは直近のリーガ12試合連続で出場するなど、怪我がちのイメージを払拭しつつある。ただ今シーズンはレアルの看板3トップ「BBCトリオ」も以前ほど盤石な存在とはなっておらず、6日に行われたCL決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマンとの第2戦で先発したのはMFマルコ・アセンシオやMFルーカス・バスケスら若手で、ベイルは試合の趨勢がほぼ決した後半31分、FWカリム・ベンゼマと交代して出場した。

 同紙もこの状況を「彼のパフォーマンスはベストのレベルに達していない。それはジネディーヌ・ジダン監督がスタメンで他の選手を選ぶ理由だ」と厳しく記している。ただそれと同時に「エイバル戦でベイルがゴールを決めて勝利するのが、理想的な展開だ」と活躍を“厳命”している。

 エースのFWクリスティアーノ・ロナウドは調子を上げているだけに、ベイルもそれに続けば――前人未到のCL3連覇を目指す“白い巨人”で、ベイルは再び存在感を見せつける必要がありそうだ。

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