J3開幕戦で劇的ゴラッソ! バックヒール“浮き球スルーパス”に「うますぎ」と感嘆の声

相模原FWジョン・ガブリエルが、絶妙な“浮き球スルーパス”でアシストを記録【写真:Getty Images】
相模原FWジョン・ガブリエルが、絶妙な“浮き球スルーパス”でアシストを記録【写真:Getty Images】

後半ATに相模原FWジョン・ガブリエルの閃きからFWチッキーニョが同点弾

 今年で創設5年目を迎えたJ3リーグの2018シーズンが、9日に開幕した。全17チームが参戦し各節8試合が行われるなか、第1節で唯一の金曜開催としてY.S.C.C.横浜とSC相模原が激突。白熱の攻防の末に、試合終了間際に華麗なゴラッソが生まれた。

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 ニッパツ三ツ沢球技場で行われた試合は観衆1141人と、スタンドは少々寂しいものとなったが、0-0で迎えた後半はスリリングな展開となった。後半5分に相模原がMF北井佑季のゴールで先制すると、YS横浜が同28分にFW大泉和也、同33分にDF西山雄介が決めて逆転に成功する。

 このままホームチームが開幕戦勝利を飾るかと思われた後半アディショナルタイム3分、相模原が鮮やかな連携から同点ゴールを決めた。自陣左サイドからMFサムエル・アウベスが右足アウトサイドキックで前線へフィード。このボールを競り合いながらDF梅井大輝がヘディングで中央に落とすと、そこにFWジョン・ガブリエルが走り込んだ。ここで身長193センチのブラジル人FWは、ゴールに背を向けた状態で右足バックヒールでのダイレクトパスを選択。絶妙な“浮き球スルーパス”となって相手最終ラインの背後を突くと、走り込んだ新加入のブラジル人FWチッキーニョが右足を振り抜き、ゴール左隅に豪快な同点ゴールを叩き込んだ。

 この華麗な一撃の動画をJリーグ公式YouTubeチャンネルが公開すると、コメント欄には「落としうますぎ」「流れが素晴らしい」など、チーム全体で奪った劇的な同点ゴールを称える声が寄せられた。元日本代表GK川口能活もフル出場を果たしたなか、相模原は期待のブラジル人助っ人が輝きを放ち、土壇場で勝ち点1を手繰り寄せた。

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