お互いの長所が噛み合いそうな一戦は？

　また、横浜F・マリノスがホームにサガン鳥栖を迎える一戦も、今季リーグ戦で未勝利のチーム同士の対戦になる。横浜はアンジェ・ポステコグルー新監督による攻撃的なポゼッションサッカーが少しずつ形になり始めている。サイドバックが中央のビルドアップに参加するのが特徴だ。守備の国イタリア出身のマッシモ・フィッカデンティ監督の指揮下、伝統的にカウンターの鋭さを武器にする鳥栖との対戦は、お互いの長所が噛み合うゲームになりそうだ。

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　そして、ミハイロ・ペトロヴィッチ新監督を迎えているコンサドーレ札幌は、ホーム開幕戦で清水エスパルスと対戦する。7日のルヴァン杯では、ベンチメンバーが5人のみだったうえ、ハーフタイムで3人の交代枠を使い切るという、ある意味でペトロヴィッチ監督らしさの見える采配だったが敗戦。リーグでも1分1敗で勝利がないだけに、地元サポーターの前で初勝利を挙げたい。一方の清水は、前節に４得点の攻撃陣が好調を維持できるか。超攻撃的なミシャ・スタイルを守備陣が持ちこたえれば、カウンターのチャンスは多いはずだ。

　どのチームも５連戦の３試合目でコンディション調整に難しさがあるゲームとなる。選手層の厚さが影響を与えることが予想される一方、体力的に厳しくなる後半に試合が大きく動くスリリングな展開も増えそうだ。