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マンUに「ヘアドライヤー」健在 フェライニがファン・ハールの恐怖政治を暴露
ランチに1分遅刻で激怒
マンチェスター・ユナイテッドのMFマルアン・フェライニは、ルイス・ファン・ハール監督の「ヘアドライヤー」ぶりを暴露している。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。
フェライニは、2013年にエバートンから移籍金2750万ポンド(約43億円)でマンUに加入したものの、移籍1年目は実力を発揮できずに批判を集めた。しかし、今季よりファン・ハール監督が就任すると、圧倒的なフィジカルと、空中戦の強さを武器に好パフォーマンスを披露してきた。中盤ながらリーグ戦5得点を決め、チームの上位進出(現在リーグ4位)に貢献している。指揮官の信頼も勝ち取り、名門で定位置を確保している。
フェライニにとってファン・ハール監督は躍進のきっかけを与えてくれた重要な存在だが、指揮官の徹底した厳格さには多少萎縮しているようだ。
「彼はある日、トレーニング後のランチに1分遅刻した10人の選手に激怒していた。『たかだか1分で? しかもトレーニングではなくランチなのに?』と皆は思うかもしれないね。だけど、彼にとってはそのようなケースでも、時間の規律は重要なことなんだ。試合で退場した選手や悪質なファウルを犯した選手にも、彼の雷が落ちることになる」
昨季の大型補強により、スーパースターの集うグループとなったレッド・デビルズにとって、ファン・ハール監督のような、いかなる選手にも厳格に対応するマネジメント能力を持つ人間は必要不可欠。マンUの生ける伝説であるサー・アレックス・ファーガソン前監督の名物だった、瞬間的に怒りを爆発させる「ヘアドライヤー」は、今もチーム内に健在のようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images